審査方法について
★平成18年より福島県合唱コンクールおよび全日本合唱コンクール東北支部大会の審査方法が変更になりました。
★福島県合唱コンクールでも平成18年〜20年に東北支部大会と同じ方式を採用しましたが平成21年より従来の福島方式に戻しています。
★福島県声楽アンサンブルコンテストでは従来の福島方式による審査を行っていますので、このページの審査方法は
使用しておりません。
以下はコンクール東北支部大会より提示された「審査方法について」を基に記載しています。
福島県合唱コンクールの審査方法もほぼ同じですが、一部異なる部分があります。
●審査方法について●
以下の方法により各団体の総当り方式で団体毎の勝ち点を求め、その総合点が多いほど上位となる。
1.各審査員には100点満点(0.5点きざみ)で採点する。<表1>
※福島県合唱コンクールでは0.1点きざみ
※福島県声楽アンサンブルコンテストでは審査員3名の勝ち負けにより勝ち点を出します。
<表1>審査員毎の採点表
|
審 査 員 | |||||
イ | ロ | ハ | ニ | ホ | ||
団 体 名 |
P | 97 | 88 | 90 | 80 | 95 |
Q | 95 | 90 | 95 | 90 | 89 | |
R | 95 | 98 | 86 | 92 | 90 | |
S | 98 | 86 | 89 | 93 | 92 | |
T | 82 | 80 | 88 | 85 | 87 | |
U | 87 | 79 | 84 | 89 | 91 |
2.各審査員の点数を基に、審査員毎に各団体の順位を出します。
(点数の多い方から1、2、3…、但し中学校は混声・同声別に、高校・大学・一般はA・B別に出します)<表2参照>
※福島県合唱コンクールでは中学の部での混声・同声の区別、高校・大学・一般でのA・B区別はせずに審査します。
<表2>表1から出した審査員毎の順位表
|
審 査 員 | |||||
イ | ロ | ハ | ニ | ホ | ||
団 体 名 |
P | 2 | 3 | 2 | 6 | 1 |
Q | 3 | 2 | 1 | 3 | 5 | |
R | 3 | 1 | 5 | 2 | 4 | |
S | 1 | 4 | 3 | 1 | 2 | |
T | 6 | 5 | 4 | 5 | 6 | |
U | 5 | 6 | 6 | 4 | 3 |
3.審査員毎の順位を各団体総当りで比較し、1審査員毎に勝ち負けを出します。(審査員5人分の勝ち負けですので、各組み合わせ毎に5回の比較が行われます。<下記例参照>
4.審査員毎の勝ち負けを基に以下の方法により各団体の勝ち点を出します。<表3参照>
<勝ち点の出し方>
【基礎点数】
@勝ち:0.2点 審査員順位が上位の時
A負け:0点 審査員順位が下位の時
B分け:0.1点 審査員順位が同位の時
【勝ち点の計算】
勝 敗 | 計 算 | 勝ち点 |
5勝0敗 | 0.2×5 | 1 |
4勝1分 | 0.2×4+0.1 | 0.9 |
4勝1敗、3勝2分 | 0.2×4、0.2×3+0.1×2 | 0.8 |
3勝1敗1分、2勝3分 | 0.2×3+0.1、0.2×2+0.1×3 | 0.7 |
3勝2敗、2勝1敗2分、1勝4敗 | 0.2×3、0.2×0.1×2、0.2+0.1×4 | 0.6 |
2勝2敗1分、1勝1敗3分、5分 | 0.2×2+0.1、0.2+0.1×3、0.1×5 | 0.5 |
2勝3敗、1勝2敗2分、0勝1敗4分 | 0.2×4、0.2+0.1×2、0.1×4 | 0.4 |
1勝3敗1分、0勝2敗3分 | 0.2+0.1、0.1×3 | 0.3 |
1勝4敗、0勝3敗2分 | 0.2、0.1×2 | 0.2 |
0勝4敗1分 | 0.1 | 0.1 |
0勝5敗 | 0 | 0 |
<例>表2から
(a)P対Qをみると
Qが3勝2敗で勝ち点Q0.6、Pは2勝3敗でP0.4を獲得 (表3黄色部分)
(b)Q対Rを見ると
Qが3勝1敗1分で勝ち点Q0.7、Rは1勝3敗1分でR0.3を獲得 (表3水色部分)
<表3>
総当り勝ち点及び総合順位
|
団 体 名 | 勝点計 | 順位 | ||||||
P | Q | R | S | T | U | ||||
団 体 名 |
P | - | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.8 | 0.8 | 3.4 | 1 |
Q | 0.4 | - | 0.7 | 0.4 | 1 | 0.8 | 3.3 | 2 | |
R | 0.4 | 0.3 | - | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 3.1 | 4 | |
S | 0.4 | 0.6 | 0.2 | - | 1 | 1 | 3.2 | 3 | |
T | 0.2 | 0 | 0.2 | 0 | - | 0.4 | 0.8 | 6 | |
U | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0 | 0.6 | - | 1.2 | 5 |
5.勝ち点の合計の多い団体ほど上位となります。<表3参照>
6.全国大会推薦団体を決める境目で複数の団体が同順位となった場合
(1)<表2>で同順位団体どうしの対戦成績が勝っている方を上位とする。
(2)(1)でも優位差がつかない場合は<表2>の順位点の合計が少ない方を上位とする。
(3)(2)でも優位差がつかない場合は審査員の協議により決定する。
基本的には従来の方法である「2つの団体を比較して、5人の審査員のうち、多くの審査員が上位につけた団体を勝ちとし、
それを出演団体すべてに総当たり方式で比較する方法」と同じですが、勝ち点の計算方法が異なります。
従来の方法は2つの団体を比較して5勝0敗でも、4勝1敗でも、3勝2敗でも勝ち点は同じ1点でしたが、新しい方法は5勝0敗は
1点、4勝1敗なら0.9点、3勝2敗なら0.6点となります。従来は2勝3敗、1勝4敗、0勝5敗の場合は勝ち点0点でしたが、新しい
方法では2勝3敗は0.4点、1勝4敗なら0.2点、0勝5敗は0点というように、少数意見がある程度順位に反映される方法です。
従来の方法では同順位が出ましたが、新しい方法では細かく点差がつきますので、同順位が出にくくなっています。
従来の審査方式(福島方式)
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